2016年産 幻の禅寺丸柿ワインを求めて、そして武相荘にスーパーカー。蔵邸と白洲邸
2016年産 幻の禅寺丸柿ワインを求めて
2016年某月、新百合ヶ丘のLilly’s. by promety(リリーズバイプロメティー)で禅寺丸柿ワインが今年完成するとの話を聞きました。その後、その店には何回か行くのですが、連れは飲んでも私は飲まないので、ワインについては触れませんでした。
禅寺丸柿ワインはすでに前から販売されていて「かわさき名産」にも認定されています。その名は「かわさき柿ワイン 禅寺丸」です。ここで問題にしているワインとは異なります。
そもそも 幻の禅寺丸柿ワインとは? 禅寺丸柿とは?
禅寺丸柿ワインの原料・禅寺丸柿は、鎌倉時代の建保2年(1214年)、現在の川崎市麻生区王禅寺地内、星宿山王禅寺 の山中で発見された天然の甘柿で、柿生の地名のおこりといわれています。江戸時代の王禅寺近隣地域に栽培が広がり、明治時代の末が最盛期。発見から約800年、原木は、今も王禅寺境内に保存されているそうです。
禅寺丸柿の特長は、小粒で丸く、水分が豊富なところらしいです。
私は毎年食べていないので、味比べはできません。
禅寺丸柿に関しては、保存会の皆さんが次世代に引き継ぐべく大事に保全にあたっています。平成9年(1997年)には、山梨のワイン工場と協力、柿ワインを製造・販売、現在に至ってます。右の写真です。柿ワイン 禅寺丸は今も手にはいりますが、ファンが多く人気も高く、うかうかしていると売れ切れます。
お祭りで購入した禅寺丸柿
幻の禅寺丸柿ワインと対面
結論から言いますと。
完成できたのは2本だけ。
1本100万円の値がついたそうな話は聞きました。
こんなこと発表していいのかな?削除要請がきたら、削除します。
1本は製造に関わった人達全員で飲み切ったそうです。1本は不明。幻です。もうないとのこと。
記念に空ボトルの写真を撮りました。
空ビンを目の前にして頭が空白になったので、この日販売会だったので、別のワインを一杯補充しました。
また、万福寺人参のエールビールを買って帰りました。このエールの果物・野菜ビールは全部飲みたくなります。
米 米 ※
アレ? たった今。禅寺丸柿ワインの写真が出てきた。
行方不明のワインがあった? 写真があった。いつ撮ったのだろう?
昨年? 試作中だった時?
しかし、実物はどこにあるのか不明。眼の前に出ていたら、飲んでいたはず。
いやー、ミステリーだ。
飲めなかったあなたには、土蔵つくりの蔵邸をおススメ
蔵邸ワインスクール課外講座『ぶどうの収穫 & バーベキュー』にあるように、
主催者は自然の恵み、農業の可能性を地域連携の催し物や若者と一緒に活動してようだ。
おばさんたち(失礼)も自分の庭とか所有し、参加しているらしいです。
学校・教室で講義しながら、学生と地産地消の商品を開発したり、デザインや流通まで実践してます。
また自らの畑で採れた野菜をつかったレストランも経営しています。
その人のワイン教室、それが蔵邸ワインスクールです。ワインのエキスパートが指導してくれます。ワイン検定も始まって、全員合格しているそうです。
■お問合せ
カルナエスト 農業生産法人
神奈川県川崎市麻生区岡上 225 蔵邸
HP http://carnaest.jp
☎ 050-3568-2020
もう1つのオススメは線路の向こうの武相荘な白洲邸
鶴川という地を最初に知ったのは、もう随分前、10年以上前のこと。そんな前でもない。
鶴川駅の岡上とは反対側、南口から徒歩13分にある武相荘(白洲次朗・白洲正子夫妻の旧白洲邸)を訪れたときです。
白洲次郎が戦後すぐ政界から去り、山野を保全し畑を耕すような農民の生活を選んだ理由が、そこを歩いていると少しわかる気がしました。
実はこの地に居を構えた農業中心の生活は、質素ですがすごい贅沢な気分を味わいながらの生活だったのではと感じます。
確か以前は白洲次朗が晩年乗っていたポルシェが庭先に置いてあり、レンジローバーで森林を駆っ走る様子の写真があったと思います。農家の庭先にスポーツカーが似合う。
そのシュールさは、スーパーカー・ランボルギーニが耕運機出身だったり、エルメスが元は馬具つくりだったことに少し似ているかも知れない。たわ言です。
ちなみにトヨタのソアラ、デートカーは白洲次朗氏が監修してます。
柿生・鶴川・岡上、この辺は誤解を恐れず言うと、ローカルで地域色があればあるほど魅力的だと思います。観光地として観光客が来ることは別で、訪れる人は何とも言えないプラス効果を感じるようです。それは他では味わえない体験をするからでしょう。