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「地図で読み解く小田急沿線」今の時期、地元や地域を考えてみるのもどう?

地図で読み解く小田急沿線

待ってました、ワクワクする本です。  ↓↓↓ 地図で読み解く小田急沿線 (地図で読み解く沿線シリーズ)

まず、中身が濃く、深い、面白い。
各地域が見開き2ページでコンパクトに分かりやすく特徴が記載されています。
視点が社会構造の基盤に触れていて、なおかつエンターテイメントの要素もあるので、いろんな研究のテキストにもなり、一般の読者にも支持されるでしょう。
学術書的な面倒な言葉があふれていなくても、資料的価値も高いのでは?地域の成り立ちや発展が小田急線という鉄道が経済の幹や発展の導線としての役割が上手く描かれています。
小田急沿線名所図会
昔の写真も多く地域の動向には効果的ですが、地図の絵図が多く載っているので、地形的側面が日本の近代化と各地域の成り行きの相違などもよくわかります。上の沿線の名所図会なんかは、今のスマホ地図アプリと比較すると面白い。
◀多摩川から町田にかけての地域の絵図

 ◀向ヶ丘遊園
この写真ではレトロ感しか感じえない、すごくいい雰囲気!1927年から 2002年まで営業していた向ヶ丘遊園、今20代後半の人ならまだまだ記憶が鮮明でしょうね。夢の国のような雰囲気のある写真ですね。記憶では私が訪れたその日は平日だったためか、お客さんはカップルの2人くらいで園内は相当広かった感じです。あまり意味のない感想ですが。

この本には新百合ヶ丘の近辺の地域、多摩区や麻生区の生田、よみうりランド前、百合ヶ丘、柿生なども見開きで掲載されています。
  ◀向ヶ丘遊園
◀生田
◀百合ヶ丘
新百合ヶ丘
◀柿生・鶴川

この本はそれぞれの地元で地域の愛着をもっている方にとって、今のコロナの時期、読まれてはいかがでしょうか?密を避けることでなかなかお店も積極的に集客ができない状況かと思われます。人々が地域の開発・発展にどう関わってきたかなど、人の動線・導線とともに歩んできた鉄道を基軸に地形やそれに寄り添う人間の思いなどがいっぱいつまった本です。

この本でも、どれでもそうですが、そもそも写真は一見正確そうに思えますが、リアリティは絵の方が断然優れています。浮世絵でも、解剖図でもそうであるように。昔の歴史的写真だけでなく、地図の図会・図版が多く掲載されているこの本の魅力はその辺にもあります。

次の記事では江戸時代北斎安藤広重浮世絵を見てみましょうか?
品川から箱根に向かった各地の景観がどうのように描かれたか、この本の各地の絵図との比較でこの本がいかに面白いかなど書いてみます。

その前に、もう少し本や雑誌・図版を紹介させてきださい。

鉄道おたくの人には、こういうアプローチから地域再考も一興かと思います。

▲ 小田急今昔物語


新百合ヶ丘の周辺に絞ると、比較的書店で入手できるもを。


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