柿生、柿の里、柿色ファッションとか、エルメスの柿色とか
柿生で、柿の料理、柿のスイーツ、柿グッズ、柿色ファッションとか
柿について何人かと話すことがありました。
(記事が読むのが苦手な人のために、音声を用意しました。内容が正確には伝わらない場合はご了承ください。以下です↓)
柿が栄養価が高いことは知っていました。
一人オシャレで非常に食事に気を使う方がいて、話が柿に及ぶと止まらない。その時、始めて禅寺丸柿を知りました。でも私は食べたことはない。
10月には禅寺丸柿祭りがあるのでその頃の収穫祭に参加しようとなりました。
それまで待てるわけないので、その後カフェでか柿をつかった何か面白いものがないか、何度となく柿の話題で盛り上がりました。中には柿の香り・匂いが弱いなど、ややネガティブな意見を言う人もいましたが、そこも長所の1つだろうと思いました。
柿好きは基本的に年齢層は高めのようです。その辺も面白く、そこから入って、若い人も好きになるような何か柿グッズとか柿モノでも制作できたらいいなと思い、柿会議みたいなものを何度かもちました。
少しカタチが見えて来たら、3人~10人位でカフェ会議を開きましょう
デメリットをメリットに変えるのは、意外と方策は多いものです。
好きでないものを好きに変えることは、ややハードルは高い。
柿の場合、多分、柿への先入観や誤解を取り除いたり、意識が変われば一気にファンになる可能性は高いと思います。
美味しい料理の提供や試食会。新スイーツの試し販売のPR広報。広く多くの人に試食してもらう。無料ではなく、試食販売です。
結果が見えにくい商品開発は時間の浪費と考えるのか、リスクはないけど面倒ととらえるか、なんて偉そうに聞こえたら御免なさい。商売っ気はありませんが、商品開発はビジネスとして成立を無視して成り立ちません。商品の開発も旬を第一にするのか、オールシーズンタイプにするのか。多分、一番納得されやすいのは、◯◯の日に集中し、それ以外は日々必要とされるタイプのものです。
食品としては、栄養面ではすでに評価は高いだけに、私が気なっていたのは、柿はカラダを冷やす、お腹を冷やすという点、医学的検証より感情面からプラス評価に転化できます。実際は消化しにくいだけで、これはメリットということ。繊維質は消化しにくい分、腸をお掃除してくれて、カラダには良いと、好都合だと。
禅寺丸柿は今年は5個は食べました。調理もしました。てんぷら、ラーメンの具材、パスタの具材とも試しました。
長年にわたって食べ比べてないので、味の感想は、今は人に聞くだけです。とはいえ、人を引きつける魅力はすごく感じています。それはネーミングや歴史やそれ以外の要素ですね。
柿生の里の柿というだけでも充分な時間の厚みのある物語性とかストーリーとかに引き込まれます。
一般的に柿がスイーツとしては香りが弱目で印象に残らない、インパクトが弱いと言う人もいます。これも全然弱点ではなく、売り(アピール)に転化できるはずです。
また、渋み。「柿渋」という健康食品もあるくらい個性的で、この渋さがスイーツと相反すると考えるのは、多分スイーツは子供向けお菓子のイメージがあるからだと思います。
これも実は、大人だけの秘密のスイーツとして逆にイメージアップできるはずです。
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柿について一度、大学か研究所で分析し、食品としての可能性を調査
もしデータがあればそこから具体的に料理やスイーツやアルコール、お酒、その食品・商品・現物に当ってみます。
柿一般についてはここでは省きます。種類・産地とかは別のページを用意します。
・硬めの柿、柔らかい柿、熟した柿、干し柿など食品と染料や防腐剤や消臭剤とかの用途に分けられます。
・栄養価は高く、ビタミンC・ビタミンAやβカロチンが豊富、ガン予防、老化防止、二日酔いに効果と言われています。ビタミンCはみかんの30倍。高血圧に良い。
調理方法はネットで調べれば豊富にありますが、私たち素人はどこから手を付けたらいいか迷ってしまいます。美味しくて味にインパクトもあり、シンプルな調理方法があれば、サラダ感覚、スープ感覚、スイーツ感覚、お酒のつまみ感覚で馴染みになりやすい。この馴染む=ファミリアという感覚がファミリー=家族に支持されていき、やがてポピュラーリティーを獲得する道だと私は思っています。
私が注目する柿の未知の面白さは、今は若い人にはほぼ不人気の柿(高齢者には人気)、ここは大きなチャンスであること、ここに気づいてほしいとは思いません。むしろ気づかないでください位ですね。
これはほぼ勝ち戰さだと思っています。
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次の2つは、美味しかったもののメモで、特に意味はないです。
・アボガドとマグロのサラダといいライバル料理かなと思った、熟した柿とマグロ和えサラダ、これもなかなか負けていません。両方とも甲乙つけがたし。
・柿の葉寿司なんか熱烈なファンがいます。高年齢層と思いますが、無理に若い層に受けなくてもいい商品。若いファン層のみにウケる商品に分けて商品開発するのもいいですね。
マーケティング(市場調査)も文化面などの分析も加えると、新たなストーリーを発見できて面白いと思います。
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この記事1回だけでは、書ききれないので、気になっている事を箇条書きで挙げます。
◯柿は果物の中で年齢層別では高年齢になると一気にベスト3に入ってきます。それ以外の年齢層にはベスト10には入りません。
◯柿を季語に詠まれる俳句は膨大にあります。
◯干し柿は好きとそうでない人とに別れます。
◯柿渋という独特の渋みを利用した商品や科学的分析、また柿の栽培や加工方法なども調査すれば柿の可能性はもっと広がるでしょうね。
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柿をテーマに、例えばファッションの組み合わせ
日本の伝統色とかに想いを巡らせると、柿色はキモノはよく見かけます。
オレンジではない柿色は、世界ではどう映っているのでしょうか?
日本の伝統色、フランスの伝統色とか、世界各国にはカラーの独自の表現があります。
柿の色に近いものでは
唐紅花(からくれない)はやや赤暗い。
人参色(にんじんいろ)は近いが、語感がちょっと。
珊瑚色(さんごいろ)はキレイだけれど違う。渋さがない。
柿色の渋さ、これがポイントかも知れない。
イギリスの伝統的なチェック柄には少し柿色っぽいものが混じっています。
日本のキモノには普通にあり。
友人が言うには、誰もが知っている正岡子規の 柿食えば 鐘が鳴るなり 法隆寺
こういう直感の世界は「日本人しか分からないんじゃない」と。
しかし、そうでもないみたいです。
英国でも、スペインでもワサビ、WASABIは結構な人気があります。
豆腐ほど知られていないとはいえ。ワサビもワビサビに語感が似ていることも一因ですが、実際に食して虜になるらしい。
柿の渋さはワビサビと同様に渋さ、渋い「shibui」は「苦味」とは違いますが、外国人にも理解できる範囲では一般化すると思います。
ややハードルがある所に面白さを感じませんか?
盆栽も日本庭園も、ましては石庭も外国人のわからない人には分らない。
注)今年は、世界盆栽展が日本で行われ、盛り上がったようです。言うことないですね。
弁当箱だけでなく、お弁当(幕の内)とか海外では人気ですね。
デザート柿の入ったフレンチ弁当なら私は買いますし、フレンチ弁当は欧米の人は買うでしょうね。特にIT企業の人は。
この弁当感覚、日本では◯◯定食になるわけですが、日本に興味のある東南アジア、欧米の人に分らないはずはないでしょう。
柿の食文化も同様で、世界に広がるいくつかの入口があるはずです。
今、まだあまり広がっていない所が面白いのではないでしょうか?
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ファッションと柿を組み合わせを考えてみます。浅はかですが。
あのブランド「エルメス」はまさにズバリ、柿色っぽい色がメインカラー。
有名なファッションデザイナーでマニヤックな人もいます。「エルメス」のコレクターでもあり、部屋にはオレンジの箱が山と積まれています。
皆さんは、さあ、どうでしょうか?
このエルメスのオレンジ系は柿色なんでしょうか?
そこには柿の渋さ、渋味は存在しているんでしょうか?
フランス人は独特です。
また、オランダは有名なチューリップ畑は原色、オランダの公的メインカラーは原色オレンジ。
サッカーのユニフォーム
清掃人の制服もオレンジ。
しかし、そのオレンジは鮮やか過ぎて柿色とは違います。実際の首都アムステルダムは古い町並みがキレイで、渋い街ですね。レンガ色に近い。次の絵は
柿色と合う鮮やかなブルーで有名な画家フェルメール作。
外国人が柿色がわからないのではなく、気づいていないだけと思います。
柿色は世界で勝負できる色と思います。相当スゴイ色だと個人的には思っています。
エルメスとも競合しないです。
日本にはキモノの伝統がありますし。キモノは華やかであり、渋いです。
この記事を読んで軽薄な話だと思われたら、そうでしょう。
文化論ではないし、柿についてもう少し、深い話をしてくれる人がいれば記事を書いていてだきたいです。
誰か、連絡下さい。
次回に続きます。
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筆者は広告デザイン しています。
過去にこういうデザインになった仕事がありました。
FIFAサッカーW杯・アジア杯のトロフィのコンペ
漆塗りの木と金属とジュエリー製ですが
無意識の内に柿色をデザインに取り入れていました。
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2016.10.16 記事